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2017年12月30日土曜日

瀕死のニワトリ

裏庭で飼っているニワトリが怪我して、治療費が650オーストラリアドル(日本円にすると5万5千円くらいかなあ?)やったらしい。
クリスマス直後の義姉のお誕生会で聞いた話。

(田舎の中華料理のレストランでは、卓上にお箸はない。←どっちでもいい情報)

こちらオーストラリアではクリスマスデーの12月25日とその翌日26日は祝日。
この悲劇は今年のクリスマス連休中に発生したらしい。
祝日の救急外来での治療やったから、余計に治療費が高かったんよね。
クリスマスランチに招かれた若い夫婦が連れて行った犬が、ちょっと目を離したスキにホスト宅裏庭で放し飼いにされているニワトリの一羽に噛みついた。

傷口がパックリと大きくあいて、出血もひどかったとのこと。
瀕死のニワトリ抱えて、慌てて動物病院の救急外来に運んだって。
なんとか一命をとりとめたらしい。

それにしても、650ドルあったらどれだけの卵買えるんやろう?
っていうか・・
このにわとりは、これから何個の卵産んだら今回命を救ってもらった恩返しができるんやろう?

いっそのこと、ニワトリ絞めて皆で美味しく食べたほうが良かったんちゃうやろうか?
しかし、ニワトリの飼い主は断固としてそれを拒否したとのこと。

犬の飼い主の若夫婦が治療費を一旦払ったらしいが、ニワトリの飼い主は「いや、これは我が家の庭で起こったことやから、こちらが払います。」となり、
「いや、犬の犯した過ちは飼い主の私達の責任やから、やっぱり私達が・・・」と、
延々この繰り返し。
まだ結論が出てないって。

まるで大阪の喫茶店などでよく見かける、おばちゃん達の支払い時のやりとりのよう。
「私が払うって」
「いや、あかん、うちが!」
「やらしいな、あんたら財布しもうてっ」
「あんた、こないだ払ってくれたから、今日は私や」
「いや、ええって。うちが払うっっていうてるやん」
茫然とするお店のレジのお姉さん・・・・・・ 
この光景が私の目に浮かんだ。

ニワトリの治療費、たとえ折半しても結構な金額である。

追記
オットの一族郎党はとにかく人数が多い。
毎年クリスマス前後と復活祭前後の連休時、飽きもせず数日にわたって似たような顔ぶれが違う場所に集まって暴飲暴食+毎回同じような話をする。
しかし、このニワトリの話は初めて聞く話であり、かつ私にとっては衝撃的であった。

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